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執筆者の写真だーやま

大学図書館で「性に関する本」の企画展示をしてみた。

更新日:2021年4月4日

私は大学図書館の学生スタッフをしています。

月替わりで企画展示をする機会があるのですが、11月は私の担当だったので「いのちはどこから?」というテーマで性に関する書籍を展示してみました。


同年代に向けて「一緒に性について学び直そう!考えよう!」というメッセージを発信していきたいと思っているので、まずは自分の大学の学生にアプローチしてみよう!ということで企画しました。


専門書ばかりだと面白くないかなと思ったので小説や漫画も選んでみたけど、意外と専門書のほうが借りられてました(笑) 嬉しい。


企画が終わった後、図書館の職員さんが「性教育の企画展示がきっかけでこの分野の書籍のニーズがあることを知った。蔵書を見てみたら数少ないし古いのばっかりだったから新しいの買ったよ!」と。これもまた嬉しい。


微力ながら、性について学ぶきっかけが作れたなら企画やって良かったなぁと思います。

 

以下、選書リストと紹介文をずらーっとご紹介します。

気になるものがあったらぜひ読んでみてください。

コメントで感想を共有して下さると嬉しいです。


小説はあとで書評まとめようかな、なんて思ったり。


乳と卵/川上未映子:思春期の変わっていく身体と追い付かない心。胸が膨らむこと。生理が来ること。女性特有の変化が嬉しかったり憂鬱だったり。

片想い/東野圭吾:哲郎は10年ぶりに会った美月から、彼女が性同一性障害であること、そしてある人物を殺したことを告白される。ジェンダー×ミステリー小説。

白いろの街の、その骨の体温の/村田沙耶香:開発が進むニュータウンと成長する思春期のわたしを重ねて描いている。小学生、中学生のときの教室という小さな社会での息苦しさを想起させる。わたしの欲望がすごく生々しい。 描きたい感情を新鮮に描いている。そんな感じ。


キッチン/吉本ばなな:唯一の肉親だった祖母を亡くした桜井みかげがトランスジェンダーの田辺雄一との交流を通して死の悲しみを乗り越え、心を再生していく物語。

コウノドリ/鈴ノ木ユウ:2015年2017年に綾野剛、星野源主演でドラマ化命の始まりと終わりが交差する産婦人科での心温まるストーリー

透明なゆりかご/沖田×華:2018年にNHKでドラマ化。産婦人科医院でアルバイトをする高校生の純粋で真っ直ぐな“いのちの感じ方”に胸を打たれる。

ティーンズ・ボディーブック:約20年付き合ってきた自分の身体。まだ分からないこと、誰にも言えない悩みがあるかもしれない。この機会に自分の身体のこと改めて考えてみませんか?

性の多様性ってなんだろう?:「多様な性」「性はグラデーション」とか聞いたりするけどどういうこと?男らしさ女らしさって何?という問いの答えが見つかる本

はじめよう!性教育: すべての子どもが性を学ぶための入門書:複数の著者の視点から日本における性教育の現状、必要性が記述されている。様々な物の見方に触れられる本

性教育はどうして必要なんだろう?包括的性教育をすすめるための50のQ&A:「日本の性教育は遅れている。不十分だ。」というけど、そもそも性教育って何だろう?という根底から考えられる本

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