2020年9月にABEMA TVで配信されたドラマ「17.3 about a sex」ご覧になったことはありますか？
これは「17歳の女子高校生3人が恋にセックスに揺れ動くリアルな心情を描く、ひと夏の青春恋愛物語」
主演は雑誌「Seventeen」専属モデルで女優の永瀬莉子さん、田鍋梨々花さん、秋田汐梨さん。
女子高生たちが性を取り巻く様々な問題と向き合いながら大人になっていく様子が描かれています。恋愛要素にキュンキュンしたり、３人の友情にほっこりしたりしながら性について学べるドラマです。
エンドロールにも情報が盛りだくさんなので最後までじっくり見てほしいです♪(´▽｀)
このドラマ、細かいところまでとってもリアルなんです...！
初体験の準備のために下着を買いに行ったり、親に内緒で産婦人科に行くために家から保険証を持ち出したり。
自分ではもう子供じゃない！と思うけど大人にはなりきれていない。親から子ども扱いされることに反発を感じる。など思春期の複雑な気持ちも描かれています。
「大人によって描かれた思春期の女の子像」ではなく「等身大の高校２年生」が描かれているように感じました。
１話のあらすじをご紹介します。
永瀬莉子さん演じる咲良が付き合って１か月になる恋人からおうちデートに誘われます。「世界の初体験年齢の平均は17.3歳」と知り、インターネットや友達の話に惑わされながらも初体験の準備をする...。
おうちデートに行く＝性的な行為をすることに同意した と見なす暗黙の了解みたいなものってありますよね。
「その暗黙の了解って何なの？」とわたしは甚だ疑問に感じます。
それは本当に同意したことにはなりません。
「性的同意」って聞いたことありますか？
性的同意とは「すべての性的な行為に対して、お互いがその行為を積極的にしたいと望んでいるかを確認するということ」です。
同意を示すためには、自分のしたいことが持つ意味とリスクを十分に理解していることが必要ですね。
ドラマの中で咲良は１人で初体験の準備をしますが、性行為の準備とはパートナーと避妊方法を話し合えたり嫌なことはNOが言える対等な関係性を築いて2人で準備するものだとわたしは思います。
咲良がひどく傷つく様子をみてとても心苦しくなりました。
自分は本当に行為をしたいのかよく分からないけど、初体験年齢を知って焦る気持ちや男の子に嫌われたくないという思いから自分の気持ちを押し殺してしまう。
私も中学生の時ファッション誌の「初めて付き合った年齢」とか「初めてキスをした年齢」のランキングに気持ちが振り回されたことがありました。
「他人を比べて自分を評価する必要はない。自分がどうしたいか？が一番大事」って分かってはいるけど思春期の頃ってどうしても周りと比べてしまうことってありますよね。
大学生になって「自分は自分でいい」って思えるようになったけど、そのモヤモヤした気持ちと向き合うことも思春期の発達課題の一つなのかな、と思ったり。
【みんなと考えたいモヤモヤ】
周りと自分を比べて気持ちが落ち込んだ時どう気持ちを落ち着ける？
初体験の準備にどんなことが大事だと思う？
みなさんはどう考えますか？コメントで共有してくれたら嬉しいです。
17.3 about a sex 1話はABEMA TV とYoutubeで無料フル配信していますのでまだ見たことない方はぜひご覧ください！
【参考】
性的同意，NPO法人PILCON，https://pilcon.org/help-line/consent