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  • 執筆者の写真だーやま

【インタビュー】好きな人に好きと言える社会へ

更新日:2022年2月22日

初めてのインタビュー記事です☺


私の大学では1年生の教養科目で「大学での勉強の仕方」についてのトレーニングを行う講義があって、前期はポスタープレゼンテーションをします。


今年度私はその授業のサポートをしているのですが、最終発表会の時に「好きな人に好きと言える社会へ」というタイトルのポスターがとっても気になりました。


発表を聞いてみて「面白い!もっと話が聞きたい!」と思ったのでグループメンバーにインタビューしてみた次第であります。


 

―――このテーマの意味と選んだ理由は?


初めはLGBT法案に興味を持って調べていたのですが、差別や偏見について語るときにそれ自体を単体で取り上げるのってなんか違うなぁと思って。セクシュアリティを限定せずに、すべての人の恋愛観について考えてみようと思いました。


インターネットや文献で調べたり、看護学部1年生にアンケートを取ったりした中で、「好きと言えない。恋愛感情を表出できない。」という悩みが多いことに注目しました。


―――その悩みの背景にはどんなことがあると思う?


セクシュアルマイノリティの認知度は上がってきたけど、理解度はそれに伴っていないように感じます。否定的なことを言われたり、分かっている風の発言に傷つけられたり、ということがあると思う。


友人から「あの人はやめたほうがいい」のように否定されたり、実際に言われてトラウマになるような言葉をかけられた、という声が聞かれました。恋愛観はひとそれぞれなのにね。


浮気された経験がトラウマで恋愛に積極的になれないという人もいました。


―――浮気って相手の気持ちを軽視した行為だよね。それはかなり傷つくよね。


そうですね。でも、浮気のボーダーラインっていうのも人それぞれだと思うんです。例えば、自分は「パートナー以外の人と2人で食事に行くことは浮気じゃない」と思っていたからしたけど、相手は「それは浮気だ」と思っていてひどく傷つくかもしれない。そこに特別な気持ちがあるのかはまた別だけど。つまり、自分の普通を押し付けてはいけないんだと思うんです。


―――「自分の普通を相手に押し付けない」ってコミュミケーションの中でとっても大事なことだよね。


よく「相手のことを理解しましょう」っていうけど「理解」ってすごく難しいと思います。自分と違う感覚や価値観を理解するというのは難しい。だから、「相手のことを受け入れる体勢」「あなたのことを分かりたいという気持ち」が大切で、その人のためになることなんじゃないかな思います。


―――どんな社会になったらいいと思う?


恋愛対象も価値観も本当に人それぞれ。

自分の当たり前が相手や社会の当たり前だと思うのは良くない。

相手を否定せず「その人はその人」「自分は自分」と認められたらいいな、と思います。


―――このテーマで研究してみてどうだった?


グループメンバーとそれぞれの恋愛の話をたくさんしたんです。恋愛の話題に限ったことじゃないけど、自分のすごくプライベートな話を聞いてくれて受け止めてくれる人がいるのがすごく嬉しかった。


恋愛は自信にもなるし、自尊心を傷つけられることもある。


アンケートを取ってみて、意見、価値観、経験って本当にに人それぞれで、一概に言うのがどれほど危険なことか実感しました。

 

突然「インタビューさせてください!」とメッセージを送ったにも関わらず、たくさんお話を聞かせていただきました。ほんとにありがとう。


今回のインタビューでのキーワードは「普通」でした。


自分が思っている「普通」はあくまで自分の世界だけのもの

“人それぞれの普通があるんだから、自分の普通を押し付けてはいけないし違いを尊重すべき“と改めて感じました。


これを読んでコミュニケーションについて考えてもらえたら嬉しいなぁと思います。


インタビューに協力してくれたみなさんありがとうございました!🙇‍♀️

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記事: Blog2 Post
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